職業相談のみ2回でも求職活動実績!当然、失業認定されます

職業相談のみを失業認定申告書に記入しても大丈夫かな。

毎月2回、職業相談のみでも失業手当は支給してもらえる?

失業手当をもらうための求職活動は、職業相談のみ2回でも実績としてカウントしてもらえます。

ハローワークでの職業相談は相談したこと自体が実績になるので、紹介は面接までしなくても、職業相談のみで求職活動して失業手当を受給できます。ただし、同じ日に相談を繰り返しても1回の相談として扱われます。

この記事では、職業相談のみ2回でも求職活動実績となり失業認定されることについて解説していきます。

さらに、転職サイトを利用した効率的な求職活動についても後半で説明します。

ハローワークでの職業相談だけが求職活動実績になるわけではありません。転職サイトで求人に応募する方法なら2社に応募すれば一気に2回分。セミナーを受講する方法なら応募や面接をしないで実績にできます。
ハローワークの職業相談で実績作り【5分で終わる質問】

職業相談のみ2回でも認定

職業相談のみ2回の求職活動であっても、当然、求職活動実績となり認定されます。

職業相談を利用すると雇用保険受給資格者証に押印してもらえます。

この押印が2つあれば、求職活動実績2回分としてカウントしてもらえるわけです。

たとえば、画像の「職業相談 HW渋谷」のように、2回の職業相談をその月の実績にできます。

職業相談は相談したこと自体が実績となります。求職活動実績が目的なら、紹介状や面談までする必要はありません。

職業相談が手短に済む質問内容や相談のながれについてはこちらの記事で解説しています。

職業相談のみで求職活動するコツ

  • 最寄りのハローワークやハローワーク出先機関でも職業相談できる。
  • 失業認定の前の日まで職業相談すれば求職活動実績になる。
  • 職業相談した時点で求職活動実績になる。紹介や面接は不要。

職業相談のみで求職活動するときは、認定に行っているハローワークとは別のハローワーク(または出先機関)も利用すると便利です。

いつも行っているハローワークじゃなくてもいいんですか?

職業相談は、どこのハローワークで利用しても構いません。

主要都市圏のようなハローワークが点在する地域では、認定に行っているハローワークと違うハローワークも一緒に利用してみると良いでしょう。

しごとセンターやジョブカフェ、ワークサポートといったハローワークの出先機関は、ハローワークより雰囲気が良くて相談しやすいところが多いです。

家から最寄りのハローワークや出先機関をあらかじめ知っておくと、失業認定が近づいたときでもすぐに職業相談を受ける準備が整います。私の場合はハローワーク新宿とハローワーク渋谷、近所のサポステで職業相談していました。

職業相談からの職業紹介

一連の活動だが、2回以上の求職活動実績とみなす場合
(1) 職業相談に引き続き職業紹介を受けた場合
…『雇用保険受給資格者のしおり』より

職業相談のみを受けるつもりが話のながれで職業紹介につながったときは、その一連の活動が2回の求職活動実績になります。

つまり、職業相談(1回) + 職業紹介(1回) = 2回 とカウントされます。

ただ、職業紹介・紹介状をもらうと、その後の応募や面談などの経過報告が面倒です。実績だけが目的なら職業紹介は避けた方が無難です。

紹介状はことわっても構いません。職業相談したことが実績になるので、紹介状や面談は不要です。

失業認定の帰りに職業相談

  • 失業認定でハローワークに行ったときに職業相談してもよい。ただし、次回の失業認定の求職活動実績。
  • 失業認定のときに職業相談すれば、次回の失業認定までの求職活動は残り1回分になる。

失業認定でハローワークに行ったその帰りに職業相談を利用すれば、次回の失業認定の求職活動実績1回分になります。

とくに職業相談のみを求職活動実績にしたい場合は、失業認定でハローワークに行ったときに職業相談してしまうのが効率的です。

「認定に来たついでに職業相談をしていってくださいね。」と案内しているハローワークもあります。

いまのところ実績が1コしかないから、朝イチで職業相談しても間に合う?

残念ながら失業認定のときの職業相談は、今回の実績にはできません。

失業認定申告書 記入例

  • 求職活動の方法:(ア)
  • 活動日:職業相談を利用した日付
  • 利用した期間の名称:職業相談を利用したハローワーク・施設名称
  • 求職活動の内容:「職業相談」

職業相談の中で職業紹介されたなら、その一連の活動が2回分の求職活動実績とカウントされます。(2回分の求職活動実績になったかどうかはハローワークで確認しておくと良いでしょう。)

職業相談から応募や面接に進んだ場合は、その経過を記入していきます。

職業紹介(または紹介状)を出されたあとに取りやめても、職業相談が実績であることに変わりありません。職業相談を受けた時にもらった押印が求職活動を証明するからです。

転職サイトの活用法

職業相談のみでも求職活動実績にできますが、失業認定が近い場合はハローワーク職業相談のみでは間に合わないことがあります。実績にできるのが1日のうちに1回分だからです。

転職サイトを利用して求職活動すると実績をつくりやすくなります。

転職サイトで求人に応募する

ハローワーク職業相談1回 + 転職サイト応募1回 = 実績2回

転職サイトで求人に応募すると求職活動実績になります。1社に応募すると1回分の実績です。失業認定申告書3-(2)に記入して申告できます。

転職サイト内で作成した履歴書を使い回して応募できるので、2社に応募すれば一気に2回分の求職活動実績になります。ただし応募では、取りやめるときに手間がかかるのが難点です。

失業認定が近いのに求職活動実績がないときに有効な方法です。

インターネットの求人応募で求職活動実績~応募辞退まで解説

転職サイトでセミナーを受講する

ハローワーク職業相談 + 転職セミナー受講1回 = 実績2回

転職サイトでセミナーを受講すると求職活動実績になります。1回のセミナー受講が1回分の実績です。失業認定申告書3-(1)(イ)に記入して申告できます。

転職セミナーを実施している転職サイトは限られますが、開催頻度はハローワークよりも多くて受講しやすいです。申込みから最短当日~数日のうちに受講できます。応募や選考にかかわらないので気楽です。

失業認定まで時間的余裕があるなら活用できる方法です。

オンラインWebセミナーで求職活動実績【家で受講して失業認定】

まとめ

  • 失業手当をもらうための求職活動は、職業相談のみ2回でも実績としてカウントしてもらえる。
  • 職業相談は相談したこと自体が実績となる。求職活動実績が目的なら、紹介状や面談までする必要はない。
  • 職業相談のみで求職活動するときは、認定に行っているハローワークとは別のハローワーク(または出先機関)も利用すると便利。
  • 職業相談のみを求職活動実績にしたい場合は、失業認定でハローワークに行ったときに職業相談してしまうのが効率的。
  • 転職サイトを利用して求職活動すると実績をつくりやすい。セミナーを受講する方法なら応募や面接をしないで実績にできる。