ハローワークのハンコをもらえば求職活動実績になるって聞いた。
でも、何をすればハンコをもらえるんだろう。もらい方も知りたい。
ハローワークの実施する求職活動を行うとハンコをもらえます。
ハローワークの求職活動は主に3つあります。職業相談、セミナー、訓練相談です。これらの求職活動を行ったあとに雇用保険受給資格者証を出せばハンコをもらえます。
求職活動実績は基本的に自己申告です。必ずハンコが必要なわけではありません。そのため、求人に応募する方法やセミナーを受講する方法などの転職サイトを利用した求職活動も実績として申告できます。
この記事では、ハローワークでハンコをもらえる求職活動について解説します。
さらに後半では、ハンコをもらうよりも楽な求職活動の方法を説明します。
求職活動実績になるハンコ
求職活動実績になるハンコとは、ハローワークで求職活動をおこなったときにもらえるハンコのことです。
ハンコは、求職活動をおこなったあとに雇用保険受給資格者証に押してもらえます。ハローワークで求職活動したことを証明してくれるものなので、失業認定で必ず実績としてみてもらえます。
わざわざ面接までしなくてもハンコが実績を証明してくれます。じっくりマイペースで就職活動したい人にはおすすめです。
職業相談のハンコ
職業相談のハンコとは、ハローワークで職業相談した後にもらえるハンコのことです。
職業相談は、ハローワークが「求職活動実績になる」と認めており、ハンコが求職活動をした証拠になります。
上の画像のように、職業相談を繰り返しながら毎月2つのハンコをもらえば確実に失業手当を支給してもらえます。
ハロワのハンコのもらい方
ハローワークのハンコをもらえる求職活動は、主に次の3つです。
- 職業相談(職業紹介)
- セミナー
- 訓練相談
職業相談のハンコのもらい方
- ハローワークの受付で職業相談を申し込む。
- 相談窓口で相談する。あらかじめ印刷しておいた求人票について質問するのが簡便。
- 相談の終わりに、雇用保険受給資格者証にハンコをもらう。
ハローワークで職業相談を1回受けると、1回分の求職活動実績になります。職業相談を受けた時点で実績です。
もし、職業相談のなかで紹介されても、応募や面接する必要はありません。紹介されたあとに検討した結果、自分の希望と違うなら取りやめても構いません。
職業相談は、1日のうちに何度受けても1回分の実績にしかなりません。職業相談で2回の実績にする場合は、それぞれ別な日に職業相談する必要があります。
紹介してもらったり面接したりしなくていいんですか?
誤解されている人も多いのですが、面接ではなく相談自体が実績なのです。
ハローワークの職業相談のしかた・コツなどはこちらの記事で解説しています。
セミナーのハンコのもらい方
- ハローワークのホームページやパンフレットを見て、受講するセミナーを選ぶ。
- ハローワークに電話してセミナーに申し込みする。
- セミナー開催日に受講して、雇用保険受給資格者証にハンコをもらう。
ハローワークが実施する求職者支援セミナーを1回受講すると、1回分の求職活動実績になります。申込みではなく、セミナーを受講したことが実績です。
実は求職活動実績になるセミナーは、ハローワークの実施するセミナーに限りません。転職サイトが実施するセミナーを受講する方法でも求職活動実績として申告できます。ただ、転職サイトのセミナーの場合はハンコをもらえません。
転職サイトのセミナーはハンコをもらえないんですか?
ハンコが無くても問題ありません。求職活動実績は基本的に自己申告だからです。
転職サイトのセミナーについてはこちらの記事で解説しています。
訓練相談のハンコのもらい方
- ハローワークで受付で訓練相談を申し込む。
- 相談窓口で相談する。あらかじめ職業訓練のパンフレットを見て職業訓練を選んでおく。
- 相談の終わりに、雇用保険受給資格者証にハンコをもらう。
ハローワークで訓練相談を1回受けると1回分の求職活動実績になります。訓練相談を受けた時点で実績です。
もし、訓練相談のなかで申込書をもらっても、申し込みする必要はありません。申込書をもらったあとに検討した結果、自分の希望と違うなら取りやめても構いません。
訓練相談は、失業給付期間中に1~2回の利用になりそうです。あまり何度もいろいろな職業訓練について相談するのは不自然に見えるでしょう。
訓練相談の履歴もハローワークにデータとして残ります。
ハンコもらい忘れ
- 再度ハローワークに行って、利用履歴を確認できればハンコを押してもらえる。
- 利用履歴がハローワークのデータに残っているので、失業認定のときに申し伝えればよい。
ハローワークの求職活動をしたけどうっかりハンコをもらい忘れてしまったときは、再度ハローワークに行くと押してもらえます。ハローワークの受付で「ハンコをもらい忘れた」ことを申し伝えて、利用履歴が確認できたら雇用保険受給資格者証にハンコを押してもらえます。
もしハローワークに行く時間がない場合でも、ハンコをもらい忘れたことを失業認定のときに申し伝えれば、認定員がその場で確認してくれます。
ハンコなしでも求職活動実績
- 転職サイトで求人に応募する:1社の応募が1回分の求職活動実績。1社に応募すれば2回分の実績にできるので、急いで実績をつくるときに有効。
- 転職サイトでセミナーを受講する:1回のセミナー受講が1回分の求職活動実績。申込みから数日のうちに受講可能。応募や選考にならないので気楽。
ハローワークでおこなう求職活動は、その証拠となるハンコをもらえます。でも、転職サイトなどで自分でおこなう求職活動には当然ハンコがありません。
じつは求職活動実績は基本的に自己申告なので、ハンコが無くても構いません。ハローワークが遠かったり、行く時間がない人は転職サイトで求職活動実績をつくるのも方法の一つです。
まとめ
- ハローワークの実施する求職活動(職業相談、セミナー、訓練相談)を行うとハンコをもらえる。
- ハンコは、求職活動を行ったことを証明してくれるもの。失業認定で必ず実績としてみてもらえる。
- ハローワークの求職活動をしたけどうっかりハンコをもらい忘れてしまったときは、再度ハローワークに行くと押してもらえる。
- 求職活動実績は基本的に自己申告なので、ハンコが無くても構わない。そのため、求人に応募する方法やセミナーを受講する方法などの転職サイトを利用した求職活動も実績として申告できる。