失業保険を満額もらうには、就職しないように求職活動すると満額給付(全額支給)を目指せます。
その求職活動は、ハローワークではなく、転職サイトを利用するのが無難です。
- 転職サイトで求人に応募する方法:1社への応募が求職活動実績1回分。
- 転職サイトでセミナーを受講する方法:1回の受講が求職活動実績1回分。
この記事では、失業保険を満額もらう方法、求職活動に便利な方法について解説します。
失業保険を満額もらうには
- 就職しないように求職活動する。
- ハローワークで求職活動しない。
- 就労・内職・手伝いはしない。
失業保険を満額もらうには、就職しないように求職活動するのがコツです。
ハローワークで職業相談や紹介を受けて面接すれば実績になると思い込みがちですが、ハローワークの職業相談や紹介は「就職しましょう」と働きかけてくるのがやっかいです。
そのため、ハローワークではなく、転職サイトを利用して求職活動するのが賢明です。
就労・内職・手伝いはしない方がいいです。失業手当の支給が持ち越しになったり、少なくなったりします。さらに、収入があったことを申告しなかったりすると支給停止になることもあります。
できるだけ波風が立たないように過ごしつつ、正当な賢いやり方で求職活動すると満額受給に近づくでしょう。
満額もらうのに便利な方法
- 求人に応募する方法:転職サイトで求人を見つけて、応募した時点で実績になる。1社への応募が実績1回分。
- セミナーを受講する方法:転職サイトが実施するセミナーを受講した時点で実績になる。1回の受講が実績1回分。
失業保険を満額(全額)もらうのに便利な方法は転職サイトを利用することですが、求職活動になる2つの方法があります。
求人に応募する方法
転職サイトには自分で応募できる求人を掲載しているものがあります。
転職サイトでプロフィールを作成し、求人ページから送信すると応募できます。応募が完了した時点で求職活動実績になります。
1社への応募が求職活動実績1回分になるので、急ぐときは2社に応募すれば、その日のうちに求職活動2回分をつくることができます。
失業認定が近いのに、うっかりして求職活動していないときにおすすめの方法です。
セミナーを受講する方法
転職サイトには転職活動に関するセミナーを実施しているものがあります。
転職サイトに利用登録してセミナーに申し込みすると、受講案内が送られてきます。セミナーの受講が完了した時点で求職活動実績になります。
1回の受講が求職活動実績1回分になります。
セミナーは申込みから受講まで数日かかることもあるので、早めに計画的に実績をつくりたい人におすすめの方法です。
満額もらうのに必要な期間
- 自己都合の場合:待期 + 給付制限期間 + 所定給付日数
- 会社都合の場合:待期 + 所定給付日数
満額もらうのに必要な期間は、雇用保険受給資格者証に記載されている「所定給付日数」を使って算出できます。
たとえば所定給付日数が90日とすると、自己都合なら期間は6ヵ月。会社都合なら期間は4ヵ月です。
満額もらうまでの期間は、毎月(28日ごと)に失業認定があります。毎回の失業認定で求職活動2回を申告していくことになります。
求職活動はセミナーを受講する方法なら、応募や面接がいらないので簡便です。
失業保険を満額もらいたい
- 失業手当をもらうためには失業認定を受けなければならない。
- 失業認定では、求職活動実績を申告しなければならない。
- 求職活動実績をつくるためは就職活動をしなければならない。
失業保険を満額もらいたいと考えたときに、どうしてもネックになるのが「失業手当をもらうためには就職活動をしなければならない。」という点です。
しかし、就職活動をすれば、もしかしたら選考に通ってしまうかもしれない。
だからといって就職活動をしなければ、失業手当を満額もらうことはできない。
失業保険を満額もらいたいなら、できれば「就職」に近づかないように求職活動をしていく必要があります。
失業保険をもらい切るには
失業保険をもらい切るには、「就職」に近づかないように求職活動をします。
「できれば応募もしたくない。」という人におすすめなのが、転職に関するセミナーを受講する方法です。
セミナーは、次の方法で受講できます。
- ハローワークが実施するセミナーを受講する:ハローワークが定期的に実施している。申込みから受講まで2週間程度かかる。定員が少ないので申し込みできないことも多い。
- 転職サイトが実施するセミナーを受講する:転職サイトが随時、実施している。申込みすれば数日のうちに受講できる。全国規模で定員が多く、申込みすればほぼ受講できる。
失業保険をもらい切るつもりなら、転職サイトのセミナーを上手に利用するのが正攻法と言えます。
セミナーなら求人に応募するわけではないし、面接にもならないので、就職に近づかないように求職活動できるわけです。
失業保険を満額もらえない
- 受給中に就業・就職した場合は受給資格がなくなる。
- 不正に失業手当を受給した場合は受給資格がなくなる。
- 失業認定で不認定が続くと、受給期間(離職日から1年間)を過ぎた分はもらえなくなる。
- ハローワークからの仕事紹介を不当に断りつづけると、失業手当の支給が停止する。
失業保険を満額もらえないケースはいくつかありますが、受給中に就業・就職した場合がもっとも多い原因です。
受給中に就職した場合は失業手当を満額もらえないことになりますが、所定給付日数の1/3以上の日数が残っていれば就職手当に切り替えて支給されます。
たとえば、受給中にバイトをやり過ぎたせいで雇用保険の加入資格を満たした場合は就業とみなされるため受給資格がなくなり、就業手当に切り替えて支給されます。
不正に失業手当を受給した場合は受給資格がなくなります。とくに受給中の収入については厳しくチェックされるので、申告漏れがないように注意する必要があります。
失業保険を受給できる期間は離職日から1年間となっています。不認定や、ハローワークの仕事紹介を断ったことで支給が持ち越されると、受給期間を過ぎた分はもらえなくなります。
まとめ
- 失業保険を満額もらうには、就職しないように求職活動するのがコツ。そのため、ハローワークではなく、転職サイトを利用して求職活動するのが賢明。
- 失業保険を満額もらうのに便利な方法は、求人に応募する方法か、セミナーを受講する方法。
- 失業保険を満額もらいたいと考えたときに、どうしてもネックになるのが「失業手当をもらうためには就職活動をしなければならない。」という点。
- 「できれば応募もしたくない。」という人におすすめなのが、転職に関するセミナーを受講する方法。
- 失業保険を満額もらえないケースはいくつかありますが、受給中に就業・就職した場合がもっとも多い原因。