失業保険を満額受給後に無職・就職しないのはもらい逃げじゃない

失業保険を満額受給後に無職じゃダメなのかな。これって不正受給?

失業保険を満額受給後に、就職しなかったら不正になるのではないかと考える人もいるかもしれません。

じつは、私は失業保険を満額受給後になっても就職できませんでした。しかし、受給中は就職のためにずっと求職活動をしていたので、何も問題はありません。

失業認定のための求職活動は、求人に応募する方法や、セミナーを受講する方法でも実績にできます。セミナーなら応募や面接がいらないのでおすすめです。

この記事では、失業保険を満額受給後に無職ではダメなのか?就職しなかった場合でも不正にならない理由を解説します。

【どうすんべ…】失業保険の90日が過ぎたら支給が終わったら

満額受給後に無職でもよい理由

雇用保険の失業給付の支給を受けるためには、「失業」の状態にあることが必要です。

失業とは…「積極的に就職活動をおこなっているにもかかわらず、職業に就くことができない状態」にあることをいいます。

東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

失業保険を満額受給後に無職でもよい理由は、失業の状態にあるなかで、積極的に就職活動をおこなっていたからです。

失業手当を受給するために、失業認定で求職活動実績を申告します。

求職活動実績2回をおこなったことが、「積極的に就職活動をおこなっていた」ことの証明になっています。

つまり、失業保険の満額受給後に無職だったとしても、受給中は積極的に就職活動をおこないつつ失業手当を受け取っていたので、まったく問題ないわけです。

失業保険の受給が終わったあとに無職かどうかなんて、ハローワークにとってはどうでもいいことなのです。

満額受給後に就職しないとは

  • 失業保険を満額受給後に就職しないのは個人の自由。
  • 結果的に就職できないことだって当然あり得ること。
  • 失業保険を受給中に就職する意思を持っていたのなら問題ない。

失業保険を満額受給後に就職しないのは個人の自由です。日本国憲法では「職業選択の自由」が保障されています。

失業手当を受給するために一生懸命に就職活動していたものの、「この会社、なんか違うな…」と思って、さらに就職活動することもあります。

その結果、就職できないまま、失業保険の受給が終わることも当然あるでしょう。

失業保険の受給中に、就職する意思をもって求職活動をおこなっていたのなら、正当に失業手当を受給することができます。

実際に、私は失業保険を満額受給後に就職しない選択をしました。就職するつもりで求職活動して失業手当をもらっていましたが、結局、就職できなかったわけです。

求職活動はセミナーを受講する方法がとても楽ちんでした。

失業保険はもらい逃げ可能

  • 受給中に求職活動をしてきたから。
  • その求職活動が「積極的に就職しようとする意思」とみなされて失業手当が支給されてきたから。
  • 求職活動したにもかかわらず、就職できなくても仕方ないことだから。

失業保険はもらい逃げできます。「もらい逃げ」という表現はやや乱暴ですが、受給が終わった時点で就職していなくても別に構いません。

受給中の失業認定では、毎回のように求職活動2回を申告してきたはずです。その2回の求職活動が「積極的に就職しようとする意思」とみなされて失業手当が支給されてきたわけです。

その結果、いままで求職活動してきたのに就職できなかったとしても、それは仕方ないことでしょう。

ハローワークから「もらい逃げ」だとか、とやかく言われることはありません。

実際に、私自身が「もらい逃げ」しています。

就職しなかった場合の失業保険

  • 就職しなかった場合、給付期間が終わればそのまま失業保険の受給資格がなくなる。
  • 就職しなかったとしても、ハローワークから何か言われることはない。
  • 結果的に就職しなかったとしても、受給中に「積極的に就職しようとする意思」を求職活動で示してきたので問題ない。

失業保険の受給中に就職しなかった場合、給付期間が終われば失業保険の受給資格は自然となくなります。

就職しなかったことについて、ハローワークから何か言われることはありません。

就職しなかったからといって、給付期間が伸びることはありません。

結果的に就職しなかったとしても、失業手当を受給中に「いつでも就職できる状態で、積極的に就職する気持ち」を求職活動で示してきたので、何も問題はありません。

「就職しなかったのなら失業手当を返せ」とか、ハローワークから言われることはないです。

失業保険をもらった後に働かない

失業保険をもらった後に働かないことについて、ハローワークから何か言われたり、不正を疑われたりすることはありません。

働くか、働かないかは、まったく個人の自由だからです。

ただ、働かない場合は、次のような課題を背負うことになります。

  • 生活費(家賃、水道光熱費、通信費)をどうやって払っていくか。
  • 次年度まで、健康保険料、年金保険料、税金をどうやって払っていくか。
  • 職歴に空白ができるが、転職活動でどうやって説明するか。
私の場合は、失業保険をすべてもらった後に、自分で仕事をはじめてみることにしました。しかし、収入がないまま始めたので、貯蓄がみるみる減っていくことになり、生活を維持できるか不安でとても怖かったです。

もし、自営やフリーランスを目指す人は、準備にあたらない程度に行動をはじめておくと良いかもしれません。

まとめ

  • 失業保険を満額受給後に無職でもよい理由は、失業の状態にあるなかで、積極的に就職活動をおこなっていたから。
  • 失業保険を満額受給後に就職しないのは個人の自由。就職できないまま、失業保険の受給が終わることも当然ある。
  • 失業保険の受給中に就職しなかった場合でも、失業保険の受給資格はなくなる。
  • 失業保険をもらった後に働かないことについて、ハローワークから何か言われたり、不正を疑われたりすることはない。
  • 失業認定のための求職活動は、求人に応募する方法や、セミナーを受講する方法でも実績できる。セミナーなら応募や面接がいらないのでおすすめ。