失業保険(雇用保険)をもらうためには、失業認定で2回の求職活動実績を申告しなければなりません。
看護師・准看護師・助産師・保健師など医療関係者の場合はつぎの求職活動で実績をつくれます。
- ハローワークや転職サービスで職業相談する
- 看護・医療専門の求人サイトで応募する
- 一般転職サイトのセミナーを受講する
ハローワークで求人紹介してもらって面接すれば実績になる。と思いがちですが、じつは求人サイトで応募したりセミナーを受講することも実績になります。
求人に応募するのが手っ取り早い方法です。ただ、一般職の転職サイトには看護師の求人がほとんど無いため、看護・医療専門の求人サイトで応募すると求職活動実績にしやすいです。
看護師の求職活動実績になる方法について解説します。
ハローワークで職業相談する
- ハローワークの受付で「職業相談をしたいです。」と伝えます。職業相談の窓口に案内されます。
- 職業相談で「看護師の求人で良いものがあれば見たいです。」と言うと、相談員が求人票を出してくれます。
- 「応募しますか?紹介状を出しますか?」と聞かれた場合は、「家で検討してみます。」と言えば、紹介してもらわずに済みます。
- 雇用保険受給資格者証にスタンプを押してもらって、職業相談は終わりです。
ハローワークの相談窓口で職業相談すると、その時点で求職活動実績になります。わざわざ紹介・面接してもらわなくても大丈夫です。
1回の相談が求職活動1回分になり、相談の終わりにスタンプを押してもらえます。このスタンプが、失業認定のときに求職活動したことを証明するものになります。
転職サービスで職業相談しても実績
- 転職サービスに登録したあとに、カウンセリングを受けた。
- 転職サービスに登録したときに、勤務条件・希望条件について話し合いをした。
- 転職サービスから具体的な勤務先を紹介してもらったときに話し合いをした。
転職サービスでカウンセリング受けたり、希望条件について話し合いしたりすることは職業相談にあたります。そのため、1回の相談が求職活動実績1回になります。
いずれ転職サイトを利用するつもりがある人は、早めに利用登録しておけばカウンセリングや話し合いが求職活動実績になるためお得です。
看護師転職サイトで求人に応募する
- 看護・医療専門の求人サイトに登録する
- サイト内で履歴書を作成する
- 求人を選んで、求人ページから履歴書を送信する(←この時点で実績)
看護・医療専門の求人サイトで応募する方法なら、1回の応募が求職活動実績1回分になります。もし、短時間の勤務で働きたい場合でも、応募したことが実績になるので大丈夫です。
転職サイトはとうぜん無料で利用できます。情報収集のつもりで気軽に利用してみると良いでしょう。
転職関連のセミナーを受講する
- 一般転職サイトに利用登録する
- セミナー情報から、興味のあるセミナーを選んで申し込む
- セミナー開催日にセミナーを受講する(←この時点で実績)
セミナーを受講すると求職活動実績になります。もし、看護師から一般職へのキャリアチェンジを考えている場合は、一般転職サイトのセミナーを利用できます。転職サイトでセミナーを受講すると、1回の受講が求職活動実績1回分になります。
セミナーを受講するときの注意点は、受講すれば実績になることです。申し込んだだけでは実績になりません。
失業認定申告書の記入例
- 上:ハローワークや転職サービスで職業相談 → (ア)公共職業安定所に○を付けて記入する。
- 中:一般転職サイトでセミナー受講 → (イ)職業紹介事業者に○を付けて記入する。
- 下:看護・医療専門の求人サイトで応募 → (2) 事業所の求人…に応募先を記入する。
まとめ
- ハローワークで職業相談をすると求職活動実績になる。ただし、看護師の求人は少ない。
- 転職サイトで応募すると、応募した時点で求職活動実績として申告できる。看護師専門の転職サイトは求人が多く、応募先を探しやすい。
- 転職サイトに登録したあとのカウンセリングも求職活動実績になる。
- 求職に関係するセミナーを受講すると求職活動実績になる。一般職へのキャリアチェンジを考えている場合は、一般転職サイトのセミナーを受講する方法で求職活動実績になる。