【計算機付き】早期再就職手当はいつ、いくらもらえるのか

基本手当日額・所定給付日数 支給残日数

失業手当をまだ申請していなくて雇用保険受給資格証が手元に無い場合は、1. 基本手当日額2. 所定給付日数を求めて、3. 再就職手当 計算機に入力してください。

1. 基本手当日額

基本手当日額 計算機
0
離職時の年齢
月給(平均)万円

2. 所定給付日数

自己都合の所定給付日数

雇用保険加入期間
離職時の
年齢↓
1年
未満
5年
未満
10年
未満
20年
未満
20年
以上
全年齢 90 90 90 120 150

会社都合の所定給付日数

雇用保険加入期間
離職時の
年齢↓
1年
未満
5年
未満
10年
未満
20年
未満
20年
以上
~29 90 90 120 180
30~34 90 120 180 210 240
35~44 90 150 180 240 270
45~59 90 180 240 270 330
60~64 90 150 180 210 240

3. 再就職手当 計算機

再就職手当 計算機
0
離職時の年齢
基本手当日額
所定給付日数
支給残日数 

基本手当日額 → 1. 基本手当日額の金額を入力する。
所定給付日数 → 2. 所定給付日数の日数を入力する。
支給残日数 → 失業手当をまだ受給していない場合は、所定給付日数と同じ日数を入力する。

再就職手当とは、失業給付の受給資格者が早期に再就職したら受け取れる「お祝い金」です。早期とは、就職日の時点で支給残日数が1/3以上あれば再就職手当、さらに2/3以上あれば就業促進定着手当の支給要件に当てはまります。

この記事では再就職手当について解説します。

再就職手当の計算方法

再就職手当の計算式

基本手当日額 × 所定給付日数に掛る割合 × 支給残日数分 = 再就職手当の金額

所定給付日数に掛る割合は、支給残日数によって決まります。

  • 支給残日数が2/3以上の場合:70%
  • 支給残日数が1/3以上の場合:60%

また、再就職手当の計算における基本手当日額には上限額があります。

  • 60歳未満の場合:6,120円
  • 60~64歳の場合:4,950円

年齢30歳、基本手当日額5,000円、所定給付日数90日、支給残日数70日の場合、再就職手当はいくら?

5,000円 × 70% × 70日分 = 245,000円です。

わざわざ計算しなくても、上の再就職手当 計算機を使えばよいですね。

再就職手当の金額平均

※再就職手当の金額の平均は、個人の給料と支給残日数によるので一概には言えません。日本の平均給与でよければ参考までに算出できます。日本の平均給与(賞与を除く)は、国税庁の調査結果(令和元年)で366万円となっています。

再就職手当平均:371,700円

直前6ヶ月の賃金:366万円 ÷ 2 = 183万円
賃金日額:183万円 ÷ 180 ≒ 1万円
基本手当日額:1万円 × 給付率 ≒ 5,900円

再就職手当いくらもらった?

ちょうど私の友人に再就職手当をもらったばかりの人がいます。友人の場合は、失業給付の受給資格を得て、次の失業認定日までに転職サービスを利用して早々と就業を決めました。友人に支給された再就職手当は289,800円とのことでした。

再就職手当は、失業給付の支給総額より少ない額となります。そのかわり、まとまったお金を受け取ることができます。

早期に就職して再就職手当をもらうか、失業給付を受給しながらじっくり就職活動するか。受け取れる金額を比べてみると良いでしょう。

失業給付の総支給額なんてわかるんですか?

こちらの記事で、失業給付の月額と総額を計算できます。

失業手当の計算は手取りではなく総支給額【目安は月給半額】

再就職手当はいつもらえるのか

再就職手当が振り込まれるまで

  1. 再就職することを、なるべく早くにハローワークに連絡する。
  2. 就職日の前日に失業認定日が再設定される。
  3. 失業認定を受け、失業給付の残日数がある場合は再就職手当を申請する。
  4. 再就職手当申請書を提出して3~4週間後に振り込まれる。

再就職手当の支給は、再就職手当申請書を提出してから3~4週間程度です。とくに支給日というのはありません。

再就職手当の振込まれる銀行口座は、失業給付と同じです。

再就職手当を多くもらうには

失業手当を一度ももらわないうちに就職すると一番多く支給されます。

  • 会社都合:最初の失業認定までに就職している。
  • 自己都合:給付制限明けの失業認定までに就職している。

再就職手当をできるだけ多くもらうなら、早期に再就職することが望ましいです。再就職手当は、所定給付日数(失業手当が支払われる予定日数)が残っているほど多くもらえるからです。

退職理由が自己都合の場合、給付制限明けの2度目の失業認定までに就職できれば再就職手当を一番多くもらうことができます。

まとめ

  • 再就職手当とは、失業給付の受給資格者が早期に再就職したら受け取れる手当。
  • 就職日の前日に再設定された最後の失業認定のときに、失業給付の残日数が1/3以上あれば再就職手当を申請できる。
  • 再就職手当の計算式は、基本手当日額 × 所定給付日数に掛る割合 × 支給残日数分 = 再就職手当の金額。
  • 再就職手当の支給は、再就職手当申請書を提出してから3~4週間程度。