【知っておけば便利】実は求職活動実績になるいろいろな活動

求職活動実績とは、失業給付を受給するために雇用保険受給資格者が認定期間に行った求職活動の実績のことです。

ハローワークに失業給付の申請をして雇用保険受給資格が決定すると、認定期間が設けられます。認定期間に原則2回の求職活動を行い、それを求職活動実績として次の失業認定日に申告する必要があります。

つまり、2回の求職活動を行った実績があるにもかかわらず失業状態にあることが認定されれば、失業給付を受給できるわけです。

求職活動実績は、必ずしも面接までする必要はなく、応募相談をした時点で実績になります。失業認定申告書において「職業相談や職業紹介」「事業所に応募」と記載されているとおりです。

この記事では、実績になる求職活動と、それぞれの活動方法について解説します。

実績になる求職活動

失業給付を受給するために必要な求職活動には、次のような活動があります。

  • 求人への応募
  • ハローワークが実施する職業相談・職業紹介・セミナー
  • 民間事業者が実施する職業相談・職業紹介・セミナー
  • 公的機関が実施する職業相談・職業講習・合同説明会
  • 再就職に資する国家試験や検定の受験

参考:東京労働局『雇用保険受給資格者のしおり』

求人への応募(ネットの転職サイトで応募)

ネットの転職サイト(リクナビNEXTなど)を使用して求人に応募することは、求職活動にあたります。

1回の応募を求職活動実績1回分として申告できます。

失業認定申告書では、3項目(2)の応募欄に「応募した会社名」「選考結果待ち」と記入しておきます。

ネット応募に使用できるのは直接応募できる転職サイトです。

  • リクナビNEXT:日本最大級の転職サイト。履歴書・職務経歴書を入力して企業に送信すれば実績になる。
  • doda:転職サイト兼転職エージェント。履歴書・職務経歴書を入力して企業に送信すれば実績になる。

どっちが手早く応募できますか?

リクナビのほうが入力項目が少なめです。

ハローワークが実施する職業相談・職業紹介・セミナー

ハローワークで職業相談や職業紹介を受けると求職活動実績になります。また、ハローワークが実施するセミナーを受講すると、求職活動実績になります。

1回の受講を求職活動実績1回分として申告できます。

セミナーを行っているハローワークと、そうでないハローワークがあります。東京など大都市圏のハローワークでは頻繁に行われています

セミナーのスケジュールを入手して、事前に申し込みしなければ受講できません。また、受講までは2~3週間の待ち期間があります。

次に説明する転職エージェントのセミナーの方が手っ取り早く受講できます。

民間事業者が実施する職業相談・職業紹介・セミナー

民間事業者とは、いわゆる転職サイトや転職エージェントのことです。

転職エージェントに登録して、就職に関する相談や、転職先の条件等について打ち合わせすることは職業相談にあたります。また、転職エージェントが実施するセミナーを受講しても求職活動実績になります。

1回の相談やセミナー受講を求職活動実績1回分として申告できます。

転職エージェントのセミナーは事前に申し込みが必要です。申し込みから受講まで数日間なので、失業認定まで日数があまりないときにも有用です。

セミナーを受講できる転職サイトは限られています。

マイナビジョブ20’sは利用対象者が限定されますが、当てはまるなら競争が少ないぶん利用しやすいです。

公的機関が実施する職業相談・職業講習・合同説明会

公的機関とは、地方公共団体や、公共性の高い機関(新聞社や就職支援機構など)のことです。

これらの機関で職業相談やセミナー、合同説明会での個別相談を行うと求職活動実績になります。

1回の相談やセミナー受講を求職活動実績1回分として申告できます。

ただ、ネットによる求職活動が主流となっていることもあり、公的機関の実施する求職支援情報は入手しにくいのが実状です。

再就職に資する国家試験や検定の受験

「再就職に資する」とは、再就職ための就職活動でアピール材料になる。または再就職先で役立てることができる。という意味です。

認定期間(認定日~認定日前日)に資格試験を受験した場合は、その受験を求職活動実績にすることができます。

1回の受験を求職活動実績1回分として申告できます。

再就職に資する資格試験は、国家試験(税理士・宅建士など)、民間資格(TOEIC・簿記など)です。ただし、趣味性の強い民間資格は再就職に資するとは言い難いので注意が必要です。

実績にならない求職活動

  • 単なる求人情報閲覧
  • 単なる知人への紹介依頼
  • 単なる職業紹介事業者への登録
  • 失業給付の受給手続き前に行った転職活動

単なる求人情報閲覧

ハローワークのパソコン求人検索や、ネットの転職サイトで求人を閲覧しただけでは求職活動実績になりません。

ただ、求人数があまりにも少ない地方・地域のハローワークでは、パソコン求人検索の利用を求職活動実績として認めるケースがあります。

地方にお住まい方は、一度ハローワークに確認してみると良いでしょう。

単なる知人への紹介依頼

友人・知人に対して「仕事を紹介してほしい」とお願いしただけでは求職活動にはなりません。

もし、友人・知人が事業経営している場合は、応募(または面接)をすることで求職活動実績として申告できる状態になります。

失業認定申告書において求職活動実績として申告できる活動に「事業所に応募」と記載されているとおりです。

単なる職業紹介事業者への登録

職業紹介事業者(転職エージェントなど)に登録しただけでは求職活動実績にはなりません。

ネットから転職エージェントを利用することが一般的ですが、その登録をしたことは相談にも応募にもあたらず、求職活動として認められません。

転職エージェントに登録して、転職に関する相談する、または就職先の条件等について打ち合わせを行えば職業相談として申告できます。

失業給付の受給手続き前に行なった転職活動

失業給付の受給手続きの前に行なった転職活動は、求職活動実績にはなりません。

失業給付は、ハローワークで失業給付の手続きをして雇用保険受給資格者となった人が受給できます。

そのため、雇用保険受給資格者になる前の認定期間が設定されていない時期に行なった転職活動は、求職活動実績として申告することができないのです。

まとめ

失業給付を受給するために必要な求職活動には、次のような活動があります。

  • 求人への応募(ネットの転職サイトで応募
  • ハローワークが実施する職業相談・職業紹介・セミナー
  • 民間事業者が実施する職業相談・職業紹介・セミナー
  • 公的機関が実施する職業相談・職業講習・合同説明会
  • 再就職に資する国家試験や検定の受験

もっとも簡便なのは、ネットの転職サイト(リクナビNEXTなど)を使用して求人に応募することです。

また、転職エージェントが実施するセミナーを受講しても求職活動実績になります。

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